[ロサンゼルス 5日 ロイター] コーヒーチェーン世界最大手スターバックスSBUX.Oが、文字をなくした新たなロゴマークを発表した。トレードマークの女性像はそのままだが、大幅なロゴマーク変更について、スターバックスのファンからは否定的な声が出ている。
新たなロゴマークからは社名と「コーヒー」の文字が消え、それまで中心にあった女性像のみのシンプルな構図となった。
シュルツ最高経営責任者(CEO)はロゴ変更の理由について、「これまでもこれからもコーヒーの会社であり続けるが、スターバックスの名前でコーヒー以外の商品も展開していく可能性がある」とインターネット上で説明した。
これに対し、スターバックスのウェブサイト上には、「スタバ愛好者」を名乗る人たちからの否定的なコメントが相次いでいる。「世界的に有名な『スターバックスコーヒー』の名前を新たなロゴから削るというのは、マーケティング部門の一体どんな人間の考えだ」というコメントや、「ビジネス開発部門がスターバックスの名前を削除する理屈が分からない」との投稿もあった。
同社幹部によると、新たなロゴは社内のチームでデザインしたもので、3月から紙カップなどに登場する。ロゴ変更に伴うコストについては明らかにされていない。