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ツタンカーメン像など盗難、エジプト反政府デモのさなかに

 2月13日、エジプトの首都カイロにある考古学博物館から貴重な文化財が盗まれていたことが分かった。写真は同博物館から盗まれた、ツタンカーメン王を掲げる女神の木像。提供写真(2011年 ロイター/Griffith Institute)

 [カイロ 13日 ロイター] 大規模な反政府デモが続いたエジプトで、首都カイロにある考古学博物館から古代エジプトのツタンカーメン王の木像など貴重な文化財が盗まれていたことが分かった。ザヒ・ハワス文化財担当国務相が13日発表した。

 同博物館では、デモが拡大していた1月28日に何者かが屋根から侵入したことが明らかになっている。発表によると、犯人は盗んだ文化財を標的にしていた形跡があるという。

 盗まれたのは、ツタンカーメン王の木像のほか、同王を掲げる女神の木像やアメンホテプ4世の石灰岩製の像など。ハワス国務相は電子メールによる声明で、「盗んだ犯人を見つけるための捜査を開始し、警察や軍がすでに拘束している犯罪者を取り調べることにしている」と述べた。

 また、11日にカイロの南方約35キロにあるダハシュールのピラミッド付近の倉庫に、何者かが侵入したことも明らかにされたが、盗まれたものがあったかは分かっていない。

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