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中国預金準備率引き上げ: 識者はこうみる

 [北京 18日 ロイター] 中国人民銀行(中央銀行)は18日、預金準備率を50ベーシスポイント(bp)引き上げると発表した。24日付で実施する。

 2月18日、中国人民銀行が預金準備率を50ベーシスポイント引き上げると発表。写真は昨年6月、中国人民銀行前で撮影(2011年 ロイター/Bobby Yip)

 引き上げは今年2回目。昨年初めからは8度目となる。

 市場関係者のコメントは以下の通り。

●数週間にわたり予期していた

 <交通銀行(北京)のシニアトレーダー、ZHU SONG氏>

 数週間にわたり市場は予期していた。中国人民銀は最近、流動性をネットで供給しており、準備率の引き上げが必要となった。今年はかなり急激に金融引き締めを進めている。

●多額の手形満期に伴い流動性吸収の必要

 <國泰君安証券のエコノミスト、WANG HU氏>

 多額の中央銀行手形が満期を迎えるため、人民銀行は流動性を吸収するため預金準備率を引き上げる必要があった。

 人民銀行はさらなる預金準備率の引き上げを行うだろうが、その余地は限られてきた。政策金利についても、年内にもう1度の引き上げがあると考えている。

●銀行融資に一定の影響

 <CCBインターナショナル(北京)の銀行アナリスト、JIANG LI氏>

 銀行融資に一定の影響を与えるだろう。2月の新規人民元建て融資は5000億─6000億元程度になると予想する。

●外貨流入資金の吸収が増加

 <華創証券(北京)の首席エコノミスト、BA SHUSONG氏>

 預金準備率引き上げは、流動性吸収に向けた通常の方策だ。中銀が発行した手形が大口で期日を迎えるのが直接の理由だが、短期金利の上昇で手形発行コストが押し上げられている。

 また、外貨流入を吸収する資金も、最近は早いペースで増加している。

●人民銀行の引き締め姿勢鮮明

 <OCBC銀行(シンガポール)のエコノミスト、DONGMING XIE氏>

 今後数週間に多額の中央銀行手形が満期を迎えることから、預金準備率の引き上げは予想の範囲内だ。1月の消費者物価指数(CPI)は予想ほど上昇が加速しなかったにもかかわらず、預金準備率の引き上げたのは、中銀の引き締めスタンスに変わりない証拠だ。

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