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米債務上限めぐる争い、危機もたらす恐れ=FRB議長

 6月14日、バーナンキFRB議長は、法定債務上限を引き上げられなかった場合、米国に対する信任が著しく損なわれる恐れがあるとの懸念を示した(2011年 ロイター/S/Kevin Lamarq)

 [ワシントン 14日 ロイター] バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長は14日、米国が14兆3000億ドルに設定されている法定債務上限を引き上げられなかった場合、米国に対する信任が著しく損なわれる恐れがあるとの懸念を示した。

 同議長は財政健全化に関する会合での講演の準備原稿で、法定債務上限の引き上げ問題を迅速に解決することができなかった場合、米国は現在受けている最上位の「トリプルA」格付けを失う恐れがあり、また、基軸通貨としてのドルの地位が危ぶまれる可能性があると警告した。

 「米国債の元本償還、もしくは金利の支払いがわずかな期間停止されただけでも、金融市場、および支払いシステムにおける深刻な混乱をきたす恐れがある」と述べた。

 また、何も措置を講じないことは「米国の信任に対する基本的な不信感を呼び起こし、国際市場でドルと米国債が果たしている特別な役割が長期的に損なわれる恐れがある」と懸念を示した。

 バーナンキ議長はさらに、長期的な財政計画を策定するようあらためて要請した。最近の赤字はかなりの部分がリセッション(景気後退)の影響によるものとする一方、財政の「構造的な」大問題が残っていると分析した。

 その上で、将来的な債務削減方法について現時点で計画を策定すれば、低い借入コストや信頼感の改善に伴い、経済活動の押し上げにつながる可能性があると指摘。「現状維持は選択肢として存在しない」とも述べた。

 議会や政府は団結して債務削減方法を考えるべきとし、「瀬戸際政策に依存することなく、短期的にそのような計画が達成され得ると期待している」と話した。

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