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仏レストランがミシュランの星返上、客足減でカジュアル化

 6月23日、高い失業率と家計の購買力減退による客足の減少を背景に、フランスではミシュランの星を返上するレストランも。写真は南仏ニームにある「Le Lisita」のシェフ、オリビエ・ドゥエ氏(2011年 ロイター/Jean-Paul Pelissier)

 [ニーム(フランス) 23日 ロイター] 高い失業率と家計の購買力減退による客足の減少を背景に、シェフにとって最高の名誉とも言われるミシュランガイドの「星」を返上するレストランが現れた。雰囲気や価格の敷居を下げたビストロ(居酒屋)やブラッスリー(庶民的レストラン)スタイルを取り入れるレストランも出てきているという。

 南仏ニームにある「Le Lisita」のシェフ、オリビエ・ドゥエ氏は星を返上し、よりカジュアルなブラッスリーに改装することで、客足の回復を狙う。

 2006年に一つ星を獲得したドゥエ氏は「星を返上する前は29ユーロ(約3330円)のメニューがあった。今も残しているが、レストランで一番高い料理だ」とコメント。今では、2─3コースメニューを23─28ユーロで提供し、アラカルトメニューの前菜の価格帯は17─28ユーロとしている。

 ドゥエ氏は、コースメニューからフォアグラなどの高級食材を外していることを明かした上で、価格帯を引き下げても料理の質は維持していると強調した。

 星を獲得したドゥエ氏は当初、レストランに隣接する高級ホテルの建設を計画していたが、金融危機を受けて事業への融資が滞っているという。また、レストランの「格」を保つために追加の従業員の採用を余儀なくされるなど、一つ星レストランの経営が重荷になっていったとしている。

 ミシュランの広報担当者は、店のスタイル変更を理由にした星の返上は時折あると述べるにとどめ、最近の数年間で星を返上したレストランの数については明らかにしなかった。

 広報担当者は「(レストランに付与された)星はミシュランに属する」と説明。「星の返上はレストランが決定することではなく、あくまでわれわれが決定すること」と述べた。

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