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盗聴問題の英大衆紙が歴史に幕、一面で「ありがとう、さよなら」

 7月9日、犯罪被害者らへの盗聴疑惑で廃刊の決まった英大衆紙「ニューズ・オブ・ザ・ワールド」は、10日付となる最後の紙面で「ありがとう&さよなら」とのメッセージを一面に大きく掲載。代表撮影(2011年 ロイター)

 [ロンドン 9日 ロイター] 犯罪被害者らへの盗聴疑惑で廃刊の決まった英大衆紙「ニューズ・オブ・ザ・ワールド」は、10日付となる最後の紙面で「THANK YOU & GOODBYE(ありがとう&さよなら)」とのメッセージを一面に大きく掲載した。

 同紙は168年の歴史を持つ老舗紙。大きく書かれたメッセージの背景には、過去に同紙が報じた数々の一面トップが掲載されている。1843年から続いた歴史の幕を下ろす10日付紙面は、通常の発行部数の倍となる500万部を印刷する。

 同紙の発行元ニューズ・インターナショナルは7日、盗聴疑惑の対象が政治家ら有名人から犯罪被害者にも広がり批判が高まったことを受け、10日付紙面を最後に廃刊すると発表していた。同紙の従業員約200人は仕事を失うことになるが、突然の廃刊決定に経営陣への不信感も聞かれる。親会社ニューズは英衛星放送BスカイBの買収を目指しているが、その実現に障害となりかねない同紙の廃刊を経営陣が急いだと考える従業員は少なくない。

 波紋が広がる電話盗聴問題では、ロンドン警視庁が8日、同紙の元編集長で今年1月まで英首相官邸の報道局長を務めたアンディ・コールソン容疑者(43)を違法行為の共謀容疑で逮捕。ニューズを率いる「メディア王」のルパート・マードック氏も9日にロンドン入りする。

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