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英首相がニューズめぐるスキャンダルで火消しに躍起

 7月18日、キャメロン英首相は、米ニューズ・コーポレーションの英子会社ニューズ・インターナショナルをめぐるスキャンダル拡大で火消しに追われた。写真はロンドンで行われた会見で。8日撮影(2011年 ロイター/Peter Macdiarmid)

 [ロンドン 18日 ロイター] 米ニューズ・コーポレーションの英子会社ニューズ・インターナショナルをめぐるスキャンダル拡大を受け、キャメロン英首相は18日、廃刊に追い込まれた英ニューズ・オブ・ザ・ワールドのアンディ・クルソン元編集長を自身の報道官に起用したことを弁明し火消しに努めた。

 ニューズ・オブ・ザ・ワールドの盗聴事件をめぐっては、17日にロンドン警視庁のトップ、ポール・スティーブンソン警視総監が、同紙元副編集長をメディア顧問として雇っていたなどの責任をとって辞任。またニューズ・インターナショナルのレベッカ・ブルックス最高経営責任者(CEO)も同日逮捕され、キャメロン首相の進退をめぐり、一段と圧力が高まっている。ロンドン警察のテロ対策部門責任者、ジョン・イェーツ氏も18日辞意を明らかにした。

 キャメロン首相は訪問先のプレトリアで開いた記者会見で「アンディ・クルソンについては、彼が政府で行った仕事について、誰も不適切もしくは悪かったと主張していない。彼は政府でよく働き、その後に政府を去った」と述べ、同氏を側近として起用したことについて弁明した。

 また「捜査が適切に行われていたかどうか問題視されているロンドン警察の状況とは大きな違いがある」として、「ロンドン警視庁と政府の置かれた状況は大きく異なる」と主張した。

 スティーブンソン警視総監は、ニューズ・オブ・ザ・ワールドのニール・ウォリス元副編集長をメディア顧問に起用したことについて、キャメロン首相によるクルソン元編集長の側近起用と対比し、キャメロン首相を暗に批判していた。

 スティーブンソン警視総監は、ウォリス元副編集長は採用当時、スキャンダルに関与していなかったと説明している。

 前週逮捕されたウォリス元副編集長は、盗聴やわいろの疑いで捜査を受けているジャーナリスト10人のうちの1人。

 電話盗聴が横行しているとの疑いが持たれていたにもかかわらず、ロンドン警察が数年にわたり対応を拒否していたとして、英国民の間ではロンドン警察に対する批判が高まっていた。

 キャメロン首相は、アフリカ外遊を急きょ繰り上げて帰国するとともに、議会の休会入りを遅らせ、20日にも議会で事件について対応する方針。

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