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米FRB議長、金利上昇で財政赤字が一因と警告

 [ワシントン 3日 ロイター] バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長は3日、政府の債務増加が長期金利上昇につながっているとした上で、財政赤字削減に取り組む時期に来ている、との認識を示した。

 6月3日、バーナンキ米FRB議長は政府の債務増加が長期金利上昇につながっていると述べた。写真は昨年12月ワシントンで撮影(2009年 ロイター/Jonathan Ernst)

 議長は下院予算委員会で証言し、住宅市場が底入れしつつある兆候に言及したほか、景気対策が個人消費を押し上げる可能性に期待を示した。景気後退の収束が近づいていることや年内の景気回復を一段と確信していることがうかがえる内容だった。

 FRBが国債もしくはモーゲージ担保証券(MBS)の購入を拡大するかに市場の注目が集まっていたが、議長は明言しなかった。

 バーナンキ議長は「金融市場の信頼を維持するには、国家として財政均衡回復に向けた計画を今から策定し始める必要がある。長期的な財政の持続性を強力に確約しなければ、金融安定および健全な経済成長のいずれも実現しないだろう」と述べた。

 経済状況については比較的前向きな見通しを示したが、景気回復が始まった後も成長率は「長期的な潜在成長率を下回る水準に当面とどまる可能性が高い」との認識を示した。

 貸し出し回復に向けたFRBによる対応などが奏功し、金融市場は改善したものの、長期国債金利および住宅ローンの固定金利は最近上昇していると指摘した。

 「こうした金利上昇は、大規模な政府の赤字に対する懸念を反映しているもようだ。経済見通しに対する楽観度が増していることや質への逃避に向けた資金の流れが逆転していること、さらにモーゲージ保有のヘッジに絡む技術的要因なども要因のようだ」と述べた。

 過去数カ月間、FRBの主要懸念だったデフレ不安は後退したようで、石油をはじめとする最近の商品(コモディティ)価格の上昇にもかかわらず物価圧力は「全般的に低水準にとどまっている」と指摘した。

 「その結果、インフレは来年にかけて2008年のペースより幾分減速する公算が大きい。とは言え、改善しつつある経済状況や安定的なインフレ見通しによりインフレの一段の低下は限定的となるだろう」と述べた。 

 ※原文参照番号[nN03107471](3000Xtraをご利用の場合、配信後24時間以上経過した記事でも380日以内であれば[ID:nN03107471]でご覧になれます。なお、契約の内容によっては、原文がご覧いただけない場合もあります)

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