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ギリシャが支援条件達成、20日のユーロ圏財務相会合で決定も

[アテネ 15日 ロイター] ギリシャのベニゼロス財務相は15日、欧州連合(EU)などから1300億ユーロの第2次支援を受けるための3条件のうち、残る2条件を満たしたと明らかにした。週明け20日のユーロ圏財務相会合で、支援実施が決まる可能性が高まった。

2月15日、ギリシャのベニゼロス財務相は、欧州連合などから1300億ユーロの第2次支援を受けるための3条件のうち、残る2条件を満たしたと明らかにした(2012年 ロイター/John Kolesidis)

達成した2条件とは「財政緊縮策実行の誓約書」と「歳出削減策の具体化」。「財政緊縮関連法案の議会承認」は、すでに実行されている。

財務相によると、ギリシャ内閣は、今年の追加的な歳出削減33億ユーロのうち、3億2500万ユーロ分の歳出カットについて、具体策をまとめた。与党2党首も「緊縮実行の誓約書」への署名を済ませた。

一方、EU内部ではギリシャへの不信感も依然根強い。複数のEU筋がロイターに明らかにしたところによると、ユーロ圏当局者は、ギリシャの無秩序なデフォルト(債務不履行)を回避しながら、同国への第2次支援の一部、またはすべてについて延期する方策を検討したもようだ。

ベニゼロス財務相はユーロ圏財務相との電話会議後「3億2500万ユーロという問題はクリアした。これが議論を進展させた」と述べた。

ユーロ圏財務相はきょうブリュッセルで会合を開く予定だったが、誓約書署名などが遅れていることを理由に、電話会議に切り替えられた。

与党第2党・新民主主義党のサマラス党首は、ユーロ圏財務相の電話会議が始まる直前に、EUと国際通貨基金(IMF)に誓約書を送付した。全ギリシャ社会主義運動のパパンドレウ党首も、署名を済ませた。

ベニゼロス財務相は20日のユーロ圏財務相会合前にすべての懸案事項を解決し、民間債権者との債務交換でも合意に持ち込みたい意向だ。

財務相は「19日にブリュッセルで開くユーロ圏作業部会の会合で詰めの協議を行う。20日には、(支援)プログラム承認の最終決定とPSI(債務再編への民間部門の関与)の発表ができるだろう」と述べた。

ギリシャ側はこれまで、今週中に第2次支援の決定を取り付け、17日までにPSIについて合意するという青写真を描いていた。支援が20日に決定されれば、債務交換は週の半ばにも始まる可能性がある。

<ユーログループ議長「20日に決定下す」、詳細には触れず>

ユーログループのユンケル議長(ルクセンブルク首相)は、電話会議後に、進展があったとする声明を発表したが、詳細には触れなかった。

議長は、欧州中央銀行(ECB)・IMF・欧州委員会がギリシャ債務の持続可能性に関する報告書を完成させたことを明らかにしたうえで、20日の次回会合でギリシャについて必要な決定が下されると述べた。トロイカ3機関の報告書はギリシャ支援の前提条件とされている。

ユンケル議長は「プログラム実施の監視を強化するとともに、債務返済が優先されるよう確実にする具体的な仕組みについて、さらなる検討が必要だ」との見方を示した。そのうえで「現在検討されている内容、および先に述べた新たな要素を踏まえて、ユーログループが2月20日に必要な決定をすべて下すことができると確信している」としている。

*内容を追加します。

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