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UPDATE3: Wミューチュアル<WM.N>が経営破たん、JPモルガンが資産取得

 [ニューヨーク/ワシントン 25日 ロイター] 米貯蓄機関監督庁(OTS)は25日、全米最大の貯蓄金融機関ワシントン・ミューチュアルWM.Nを閉鎖し、JPモルガン・チェースJPM.Nがワシントン・ミューチュアルの銀行資産を19億ドルで取得した。

 ワシントン・ミューチュアルの閉鎖に伴い、連邦預金保険公社(FDIC)が破産管財人に指名された。FDICによると、26日の顧客向け業務は通常通りの見通し。

 OTSによると、ワシントン・ミューチュアルは9月15日以来、167億ドルの預金が流出していた。

 OTSは「義務履行のための流動性は十分ではなく、業務を執行するには不安定かつ不健全な状態になった」と指摘した。

 シアトルに拠点を置くワシントン・ミューチュアルの資産は3070億ドル、預金額は1880億ドル。

 これまで米国で過去最大の銀行破たんは、1984年のコンチネンタル・イリノイ・バンク&トラスト(資産400億ドル)。

 JPモルガンはワシントン・ミューチュアルの資産取得により、支店総数が約5400になり、ジェームズ・ダイモン最高経営責任者(CEO)が掲げていた米国西部でのリテールバンキングで一大勢力になる長期目標が達成される見通し。

 JPモルガンは4カ月前にベアー・スターンズを破格値で取得している。

 バール・ゲイナー・インベストメント・カウンシルのポートフォリ・マネジャーは「ダイモンCEOはマーケットシェアを握れる機会だと感じているだろう。それも破格値で取得した。CEOは買収マシーンと化している」と述べた。

 ダイモンCEOは電話会議で、今回の買収がすぐに利益拡大につながるとの見通しを示し、統合新会社の支店の10%未満を閉鎖することなどで年間15億ドルのコスト削減を見込んでいると語った。また、80億ドルの株式発行を計画していることも明らかにした。

 FDICは、この買収で、約452億ドル規模の預金保険基金が影響を受けることはないとしている。

 AMPキャピタルの投資戦略部門責任者、シェーン・オリバー氏は、今回のワシントン・ミューチュアル買収について「市場から不透明感を取り除く」と指摘。「問題は、市場が神経質になっていることだ。ワシントン・ミューチュアルは、物事がどれほど微妙かということをあらためて思い起こさせた」と語った。

 JPモルガンの6月末時点の資産総額は1兆7800億ドル、預金総額は7229億ドル、支店数は3157店。ワシントン・ミューチュアルは2239の支店と4万3198人の従業員を抱えていた。

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 ※原文参照番号[nN25440417](3000Xtraをご利用の場合、配信後24時間以上経過した記事でも380日以内であれば[ID:nN25440417]でご覧になれます。なお、契約の内容によっては、原文がご覧いただけない場合もあります)

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