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日本国債格下げこうみる:長期金利上昇には懐疑的=みずほ証券 高田氏

 <みずほ証券 チーフストラテジスト 高田創氏>

 米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が、日本の長期国債格付けを現在のAAからAA─に引き下げたのは、「財政状況の悪化」を理由にしている。これまでの1年は、世界で“ソブリンワールドカップ”のような状態だったが、市場での評価は、財政赤字というより経常収支の状況に左右されていた。

 ポルトガルやイタリア、ギリシャ、スペインを指すPIGS問題では、財政赤字の問題であると同時に、より悪影響を及ぼしていたのは経常収支の赤字だった。

 日本の財政状況は、潜在的な問題を内包している。しかし、今回の格下げにより、長期金利の指標10年債利回りが上昇基調をたどるかどうかは懐疑的だ。2002年にシングルAまで格下げされた際には、逆に長期金利は低下した。長期金利は年度末にかけ1%ちょうどから1.4%前後で推移するのではないか。

 (東京 27日 ロイター)

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