[15日 ロイター] - 自動車レースF1でルーキーシーズンを終えたハースのミック・シューマッハー(ドイツ)は、来シーズン以降へ向けて手応えを得たと語った。
7回の個人総合優勝を果たしたミヒャエル・シューマッハー氏を父に持つミックは、F2で優勝して鳴り物入りでハースに加入した。しかし、低迷したチームは唯一ポイントを得ることなくシーズンを終えた。
それでもミックは先週、最終戦のアブダビ・グランプリ(GP)前に報道陣に対して「自分らしくできたと思うし、立場にとても満足していると自信を持って言える」とし、「マシンから最大限の力を引き出せたと思う。イベントごとに向上していると感じる」と話した。
また、偉大な父を持つことについてミックは「確かに同じ姓を持つけれども、最終的には自分が結果を出してきた。そして、F1への道を勝ち取れた。伝説を残すかどうかは自分のキャリア次第、最後は自分次第だ」と述べた。
ハースはフェラーリのパワーユニットやギアボックスを使用し、ミックはフェラーリのドライビングアカデミー出身。父ミヒャエルも現役時代にフェラーリでタイトルを勝ち取った。「もちろん、父との歴史が私とフェラーリを関係付けている」とコメントし、「そこが最終的な場所かは分からない。遠い未来の話だ」と話した。
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