[ロンドン 8日 ロイター] - 自動車レースF1で個人総合4回優勝のセバスチャン・フェテル(アストンマーチン、ドイツ)は、同性愛者のF1ドライバー誕生を歓迎すると述べた
1950年に始まったF1では、76年以降のドライバーは全て男性。しかし、近年は性的マイノリティーであるLGBTQコミュニティーへの支援を示すチームもあり、多様性と包括性の推進を図っている。フェテルも昨年のハンガリー・グランプリ(GP)では反LGBTQ+の法案に抗議するため、「same love」というメッセージの入った虹色のTシャツを着用した。
LGBTQ誌「アティチュード」の表紙を飾ったフェテルは同誌のインタビューで「以前はそうではなかったかもしれないが、現在では同性愛者のF1ドライバーは歓迎されるだろうし、そうなって当然だと思う」とコメント。
「同性愛者のドライバーは偏見の解消を加速させ、F1をより良い方向へ推し進めることに貢献してくれると思う。私はF1にその準備が整っていると思うし、そうあってほしい」と語った。
LGBTQ+を巡っては、メルセデスも8日、啓発活動やイベントが世界各国で実施されるプライド月間(6月)に開催される3つのグランプリで、マシンに虹色の星を付けてレースに臨むと発表した。
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