June 10, 2019 / 8:27 PM / 8 days ago

米司法省、モラー報告書の証拠提出に合意 捜査妨害巡り

[ワシントン 10日 ロイター] - 米司法省は10日、モラー特別検察官がまとめたロシア疑惑捜査の報告書について、トランプ大統領が捜査を妨害した可能性に関連する証拠を議会側に提出することで合意した。2カ月にわたる攻防の末、トランプ政権と議会民主党が妥協した。

下院司法委員会のナドラー委員長(民主党)は、モラー報告書の未編集の完全版は公表されないとしながらも、報告書に記載されている面接のメモなどの「不正行為の目撃談」を閲覧することはできるようになると述べた。

ナドラー委員長はこのほか、バー司法長官を議会侮辱罪に問うことは控えることも明らかにした。バー長官は数週間にわたり、捜査報告書の全文と関連資料の公表を求めて同委が出した召喚状を拒否してきた。

ただ民主党が過半数を握る下院は11日に、モラー報告書へのアクセスを巡り必要に応じてトランプ政権を連邦裁判所に提訴する権限を司法委に付与する決議案の採決を行う。

司法省報道官は、民主党が議会侮辱罪を巡る採決を控える限り、司法省は協力し続けると述べた。

ナドラー委員長は、訴訟はなお必要になるかもしれないとの見方を示し、11日の採決の結果次第では元ホワイトハウス法律顧問のドン・マクガーン氏は議会証言を迫られる可能性があると述べた。マクガーン氏はロシア疑惑捜査報告書の中心的人物。

司法委ではこの日、ニクソン政権時代にホワイトハウス法務顧問を務めたジョン・ディーン氏の議会証言が行われた。ディーン氏は、1974年に当時のニクソン大統領を辞任に追い込んだウォーターゲート事件に関して当時の特別検察官がまとめた文書と今回のロシア疑惑捜査報告書には類似点があると語った。

バー長官はこれまで、モラー特別検察官が大陪審を通じて得た証拠は法律で公表が認められていないとの見解を示してきた。このため、報告書のロシアによる米大統領選介入疑惑に関するセクションでは大陪審に関する部分が未公開となっていた。ただ、捜査妨害に関するセクションは、大陪審で得た証言ではなく、大統領顧問などによる任意聴取での証言に基づいている。

下院司法委の共和党トップのコリンズ議員は、司法省が証拠提出に合意したことは、トランプ政権が議事妨害を行っていないことを示していると強調。また、民主党はロシアによる脅威に目を向けるべきだと訴えた。

*内容を追加しました。

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