[東京 26日 ロイター] - 三菱UFJフィナンシャル・グループは26日、計3300億円の永久劣後債(AT1債)と総損失吸収力(TLAC)債2400億円の発行条件を決定した。
関東財務局に提出した書類によると、AT1債は2本あり、1本目(1920億円)は5年2カ月後に償還が可能になる債券(当初の表面利率1.804%)。5年2カ月目以降は6カ月物日本円東京銀行間取引金利(TIBOR)プラス1.326%。2本目(1380億円)は10年2カ月後に償還が可能になる債券(当初の表面利率2.127%)で、10年2カ月目以降は6カ月物日本円TIBORプラス1.307%。
このほか、TLAC債(償還期限2025年6月)は当初1年は0.521%、2年目は6カ月物日本円TIBORプラス0.349%。
AT1債を巡っては、クレディ・スイス・グループの救済により同社のAT1債が無価値になって以降、国内金融機関では三井住友フィナンシャルグループが4月19日に計1400億円の発行条件を決めた。
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