March 16, 2020 / 8:26 AM / 13 days ago

円債こうみる:日銀利下げはハードル高い、年度末に向けフラット化へ=モルガン・スタンレーMUFG 杉崎氏

 3月16日、<モルガン・スタンレーMUFG証券 エクゼクティブディレクター 杉崎弘一氏>日銀による追加利下げへのハードルが高いことが改めて示された。写真は都内で2016年5月撮影(2020年 ロイター/THOMAS PETER)

[東京 16日 ロイター] - <モルガン・スタンレーMUFG証券 エクゼクティブディレクター 杉崎弘一氏>

日銀による追加利下げへのハードルが高いことが改めて示された。市場では、日銀がマイナス金利の深掘りに踏み切った場合のヘッジとして2年や5年ゾーンがいったん買われ、その一方で超長期ゾーンも買うなど、バーベルの様な形でポジションを持っていた。しかし、マイナス金利深掘りが見送られた後、手前のゾーンは売り圧力が強まった。

13日に公表された「年度末に向けた金融市場調節面の対応について」で、「市場の動向を踏まえつつ、必要に応じ、追加的な長期国債の買い入れを実施します」とあり、金利が上昇しすぎた場合は年度末まで機動的に臨時で買い入れを増やすことはあるだろう。ただ、明確な量的緩和(QE)の増額というメッセージではない。市場の一部であった日銀による国債買入れ増額への期待は剥落したのではないか。

今後の円債の動きとして、中期ゾーンの金利低下余地は乏しい一方、プラス利回りの超長期ゾーンの需要は根強い。年度末に向けてイールドカーブはフラット化していくだろう。10年最長期国債利回り(長期金利)はゼロ%までの金利上昇は速いものの、ゼロ%以上では国内勢による需要があることから、当面はマイナス0.10-0.05%の水準で推移するとみている。

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