[東京 30日 ロイター] - 三菱UFJフィナンシャル・グループは30日、傘下のアユタヤ銀行を通じて、野村ホールディングスのタイの連結子会社を買収することで合意したと発表した。買収額は55億バーツ(約212億円)。経済成長が見込める東南アジアで銀行と証券を連携させ、事業拡大を図る。
MUFGは、タイの中堅証券、キャピタル・ノムラ・セキュリティーズ(CNC)の発行済み株式99.1%を取得、今年中をめどに全株取得する予定。
CNSは、個人・法人向けに有価証券のブローカー業務や資産運用アドバイザリーサービス等の金融サービスを提供する、タイにおける証券会社。2021年末時点で、総収入は19億タイバーツ(約73億円)。
野村HDは、日本以外でホールセールと富裕層ビジネスに注力する戦略を進めている。
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