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村田製、新製品遅れで通期減益予想に 上期受注高は過去最高 
2017年10月31日 / 08:26 / 25日後

村田製、新製品遅れで通期減益予想に 上期受注高は過去最高 

[大阪市 31日 ロイター] - 村田製作所(6981.T)は31日、2018年3月期の通期利益予想(米国基準)を下方修正し、営業利益見通しを従来の2260億円から前年比15.5%減の1700億円に引き下げたと発表した。新製品の製造改善の遅れなどにより従来の増益予想(同12.3%)を減益予想とした。ただ、受注は過去最高の数値で推移しており、村田恒夫会長兼社長は記者会見で、業況は悪くはないとの認識を示した。

 10月31日、村田製作所は、2018年3月期の通期利益予想(米国基準)を下方修正し、営業利益見通しを従来の2260億円から前年比15.5%減の1700億円に引き下げたと発表した。写真は千葉で2日撮影(2017年 ロイター/Toru Hanai)

修正した営業利益予想額は、トムソン・ロイターがまとめたアナリスト20人の予測平均値2372億円を28.3%下回った。

通期予想では、ソニー(6758.T)から9月に買収したリチウムイオン電池事業を買収したことから、売上高の予想を従来の1兆2250億円から1兆3620億円(前年比19.9%増)に上方修正した。純利益も、従来の1740億円(同11.5%増)から前年比7.7%減の1440億円の減益予想になった。

「メトロサーク」という、スマートフォンを薄型にしたり形状をより柔軟にするための樹脂基板の不良品率の改善が遅れ、約200億円の利益額の下振れ影響があったという。

このほか、「中国スマホが前期比で落ち込んでいることや、設備投資が増え減価償却費がかさんでいることがある」(村田氏)という。電子部品の需用拡大に対応するため、今年度の設備投資額は従来計画の1700億円から2600億円に増やした。

米アップル(AAPL.O)のスマートフォン新製品「iPhone(アイフォーン)X」の生産の遅れが伝えられる中、その影響の有無についは、「直接的にはわからないので、何とも言えない」(同)としている。

17年4─9月期の受注高は前年同期比20.0%増の6776億円、9月末の受注残高は同55.6%の2393億円でいずれも過去最高。通期予想は下方修正したものの、村田氏は、業況は好調かとの質問を肯定した上で、「生産が追い付かずに供給が十分できていない」と答えた。

17年4─9月期業績は、売上高が同10.3%増の6196億円、営業利益は8.2%減の995億円、純利益は7.5%増の910億円だった。売上高は上期で過去最高だった。

浜田健太郎

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