October 16, 2018 / 8:42 AM / a month ago

インタビュー:コンデンサー不足、今後2年は継続=村田製作所社長

 10月16日、村田製作所の村田恒夫会長兼社長は、ロイターのインタビューで、品不足が深刻になっている積層セラミックコンデンサー(MLCC)について、今後2年間は需給が逼迫(ひっぱく)した状態が続くとの見通しを示した。写真は千葉で昨年10月撮影(2018年 ロイター/Toru Hanai)

[千葉市 16日 ロイター] - 村田製作所(6981.T)の村田恒夫会長兼社長は16日、ロイターのインタビューで、品不足が深刻になっている積層セラミックコンデンサー(MLCC)について、今後2年間は需給が逼迫(ひっぱく)した状態が続くとの見通しを示した。同社は毎年10%程度生産能力を増強しており、来年度も同じペースで増強して対応する方針だ。

MLCCは電圧を安定させたり、ノイズを取り除いたりする電子部品。スマートフォンの高機能化や自動車の電装化に伴い、需要が急増しており、供給が追いつかない状況にある。とりわけ車載向けは1台あたりの搭載数が1000─3000個から「5000個から最高級だと1万個くらい」(村田社長)に増加しており、品薄状態に拍車をかけている。

村田社長は「このままいくと2年間くらいはタイトなのではないか。各社が増産しているが、需要の伸びに対応できるようになるまでにはそれくらいの時間がかかる」との見通しを示した。

同社は急拡大する需要に対応するために、出雲村田製作所(島根県出雲市)にMLCCの新工場を建設することを決めた。今年度の設備投資額3400億円(前年度3066億円)のうち2200億円を生産設備の増強に充て、車載向けを中心にコンデンサーの生産能力を10%拡大する計画だ。

村田社長は「ここ10年近く生産能力を毎年10%ずつ伸ばしてきている。頑張って20%にできなくはないが、リソースの限界もある」と述べ、来年度も同じペースで増強する考えを示した。

「いま車関係は忙しいが、まだ電気自動車(EV)や自動運転がきていない。その手前でこれだけ忙しいということは、本格的なEVになると需要はもっと上がってくる。コンデンサーの使われる数量はしばらく上がり続けるだろう」(村田社長)

米中貿易摩擦が取引先に与える影響については「大きな影響は出ていないのではないか」との見方を示した。

*見出しを修正しました。

志田義寧 山崎牧子

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