October 31, 2018 / 6:29 AM / 19 days ago

村田製、今年度予想を上方修正 コンデンサー需要増で過去最高益へ

[大阪市 31日 ロイター] - 村田製作所(6981.T)は31日、2019年3月期の連結業績予想(米国会計基準)を上方修正したと発表した。通期の最終利益予想は従来の1800億円から2100億円(前年比43.8%増)に見直し、過去最高益を更新する見通し。主力製品のコンデンサーの需要増が寄与する。

 10月31日、村田製作所は、2019年3月期の連結業績予想(米国会計基準)を上方修正したと発表した。写真は村田製作所のロゴ。昨年10月に千葉で撮影(2018年 ロイター/Toru Hanai)

<値上げの影響織り込まず>

大阪市内で会見した会長兼社長の村田恒夫氏は、下期以降のスマートフォン向け電子部品の受注動向について「特に大きく見通しを変更してはいない」と述べた。同社によると、中華圏向けの受注は上期に想定を上回った分、下期は見通しを若干引き下げたが、年度としては期初の見通しを踏襲したという。

一方、車載向けのコンデンサーが好調に推移したほか、第3・四半期以降の想定為替レートを1ドル=110円と円安方向に見直したことも上方修正の要因となった。期初時点での想定レートは1ドル=105円だった。対ユーロは130円で据え置いた。

またコンデンサーの値上げの影響については、上期分についてはほとんど影響はなく、下半期についても「加味していない」とした。

純利益のこれまでの過去最高は16年3月期の2037億円だった。

19年3月期の営業利益予想は2400億円から2750億円(前年比68.4%増)に増額。営業利益は過去最高の16年3月期(2754億円)に次ぐ見通しとなった。リフィニティブがまとめたアナリスト22人のコンセンサス2687億円を上回った。

今期の売上高予想も1兆5750億円から1兆6200億円(前年比18.1%増)に上方修正。ソニー(6758.T)から買収したリチウムイオン二次電池事業の計上により、売上高も過去最高を見込む。

<四半期受注高は過去最高>

7─9月期の製品全体の受注高は前年同期比20.4%増の4488億円となり、四半期ベースで過去最高。9月末時点の受注残高は3月末比25.9%増の3505億円。6月末の水準を上回り過去最高となった。

米中貿易摩擦を巡っては「当社の中国から北米への直接輸出額は非常に小さい。今のところ中国の生産等に対する方針の変更はない」との考えを示した。

4─9月期の売上高は前年比27.2%増の7883億円。営業利益は同38.7%増の1394億円となった。車載、スマートフォン向け電子部品の搭載点数増加や、コンポーネント部品の需要拡大が収益を押し上げた。

*内容を追加しました。

長田善行

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