[大阪 31日 ロイター] - 村田製作所(6981.T)が31日発表した2018年4─12月期連結決算(米国基準)は、営業利益が前年比54.6%増の2250億円に拡大した。車載向けのコンデンサー販売が大きく伸びた。
売上高は前年比17.7%増の1兆2160億円だった。ハイエンドスマートフォン向けの需要は減少したものの、車載向けが好調だった。
電子部品業界では、米中貿易摩擦の影響で通期業績予想を下方修正する企業が目立つが、村田は据え置いた。
会見した竹村善人常務は予想を据え置いた理由について「当初から慎重にみていた」と説明。米中貿易摩擦の影響についても「長期的にはそれほどないと思っている」と楽観的な見方を示した。
通期営業利益予想は前年比68.4%増の2750億円と、リフィニティブがまとめたアナリスト20人の予測平均値2739億円とほぼ同水準になっている。
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志田義寧