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英指揮者ラトル氏、再びドイツへ EU離脱に不満か

 ロンドン交響楽団の音楽監督を務める英国人指揮者のサイモン・ラトル氏(中央)が2023年からドイツ・ミュンヘンに本拠を置くバイエルン放送交響楽団に首席指揮者として移籍することが分かった。2018年6月ベルリンで撮影(2021年 ロイター/Michele Tantussi)

[ベルリン 11日 ロイター] - ロンドン交響楽団の音楽監督を務める英国人指揮者のサイモン・ラトル氏(65)が英国を離れ、2023年からドイツ・ミュンヘンに本拠を置くバイエルン放送交響楽団に首席指揮者として移籍することが分かった。英クラシック音楽界にとっては大きな痛手となる。  

ラトル氏はかつてベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者兼芸術監督を務めていたこともあり、妻子はドイツに住んでいる。

ラトル氏はロンドン交響楽団のウェブサイトに発表した声明で、ミュンヘン移籍の理由について、家庭と仕事のバランスをより良くするためなど「全く個人的なもの」と説明。

ただ複数の英メディアの報道によると、ラトル氏は英国の欧州連合(EU)離脱に不満を抱いていた。プロの演奏家の間では、EU離脱に伴うビザ要件の厳格化で欧州内での演奏活動が制限されるとの批判が上がっている。

また、ロンドンに国際クラスのコンサートホールを建設する計画に進展が見られないことも要因のひとつだという。ロンドン交響楽団が本拠としている市内東部のバービカン・センターはステージが小さく、音響設備にも欠陥があるとの指摘がある。

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