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ミャンマー軍政、民主活動家4人の死刑執行 国際社会から非難

[25日 ロイター] - ミャンマー軍事政権は、「テロ行為」の実行を支援したとされた民主活動家4人を処刑したと明らかにした。同国での死刑執行は数十年ぶり。

4人はクーデターで権力を掌握した軍と戦う民兵を支援したとして、非公開の裁判で1月と4月に死刑判決を受けた。

報道によると、処刑されたのは著名活動家のチョウミンユー氏(53、通称:ジミー)、元議員でヒップホップアーティストのピョーゼヤトー氏(41)で、両氏ともに拘束されている民主化指導者アウンサンスーチー氏に近く、6月に控訴が退けられた。

その他の2人はフラミョーアウン氏とアウントゥラゾー氏。

4人はテロ対策法と刑法に基づき起訴され、刑務所の手続きの下で死刑が執行されたという。いつ執行したかは明らかになっていない。

活動家の団体「政治犯支援協会(AAPP)」によると、ミャンマーで最後に司法上の処刑が行われたのは1980年代後半。クーデター後、治安部隊に2100人以上が殺害されたという。軍事政権は死者数が誇張されていると主張している。

軍報道官のコメントを得られていない。

ピョーゼヤトー氏の妻は、夫の処刑に関する通知を受け取っていないと述べた。他の親族からは今のところコメントを得られていない。

民主派がつくった挙国一致政府(NUG)のチョー・ザウ大統領府報道官はロイター宛ての文書で「ひどく悲しんでおり、事実ならば軍事政権の残忍性を最も強い言葉で非難する」と表明した。国際社会は国軍の残忍な行為を罰する必要があるとした。

ミャンマー国軍のゾーミントゥン報道官は先月、活動家らが原因で治安部隊以外の無実の市民50人以上が死亡したと主張し、死刑の正当性を主張していた。死刑執行は多くの国で行われているとも述べた。

しかし国際社会からは非難の声が相次ぎ、国連の専門家2人は市民に「恐怖心を植え付けるための卑劣な試み」と強く批判した。

米国はアジア地域の同盟国と共にミャンマー軍事政権の責任を追及すると表明し、暴力の停止と拘束されている民主活動家らの解放を要求。国家安全保障会議(NSC)は声明で「民主活動家や選挙で選ばれた指導者の非道な処刑を最も強い言葉で非難する」とした。

東南アジア諸国連合(ASEAN)議長国のカンボジアのフン・セン首相は6月、ミャンマー国軍トップのミンアウンフライン総司令官に書簡を送り、周辺諸国の深い懸念を伝達し、死刑を執行しないよう訴えていた。

ミャンマーの人権状況に関する国連の特別報告者を務めるトム・アンドリュー氏は「ミャンマーの愛国者であり、人権と民主主義の擁護者である人々が処刑されたというニュースに憤慨し、打ちのめされている」と声明を発表した。

国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウォッチのアジア部長代理のエレイン・ピアソン氏は、軍への抗議運動を鎮めることを狙ったものだ指摘。「欧州連合(EU)加盟国や米国、他国政府は軍事政権に対して、その犯罪への処罰があることを示すべきだ」と述べた。

アムネスティ・インターナショナルのリージョナルディレクター、アーウィン・バン・デル・ボルト氏は「死刑執行は恣意的な生命の剥奪に等しい。ミャンマーの残虐な人権の歴史を改めて示すものだ」と表明した。

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