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ミャンマー、主要都市に装甲車 抗議デモの学生を拘束

[15日 ロイター] - 国軍が政権を掌握したミャンマーでは15日、主要都市に装甲車が配備されている。抗議デモは同日も続いており、首都ネピドーでは路上で抗議活動を行っていた高校生約20人が警察に拘束された。

 2月15日、国軍が政権を掌握したミャンマーでは、主要都市に装甲車が配備されている。写真は道路を走る装甲車。14日ミャンマーのヤンゴンで撮影(2021年 ロイター)

学生がソーシャルメディアに投稿した画像には、軍部への抵抗を呼び掛けていた高校生が警察のバスに連行される姿が映っている。

また地元メディアによると、ネピドーでは平和的なデモ行進も行われており、参加者はアウン・サン・スー・チー氏の写真を掲げ「私たちには私たちのリーダーが必要だ」と訴えている。

<スー・チー氏の勾留延長>

スー・チー氏の弁護士によると、同氏の勾留期限は当初見込まれていた15日から17日に延長された。スー・チー氏は無線機を違法に輸入した容疑で当局に訴追されている。

弁護士はスー・チー氏との面会をなお働き掛けていると明らかにした。また、裁判所の冒頭手続きはビデオ会議方式で行われる見通しだと語った。

弁護士がロイターに明らかにしたところによると、ネピドーの裁判所判事はビデオ会議でスー・チー氏と話をし、スー・チー氏は弁護士を雇えるのかと質問したという。

政府・軍部のコメントは取れていない。

<主要都市に装甲車を配備>

深夜過ぎに接続が遮断されたインターネットは15日午前には復旧。各地では前日まで9日間にわたって大規模な抗議活動が繰り広げられている。

14日夜には、最大都市ヤンゴン、カチン州の州都ミッチーナ、ラカイン州の州都シットウェーに装甲車が配備された。装甲車の大規模な配備はクーデター後初めて。

15日には、大規模な抗議デモが行われているヤンゴン中心部のスレー・パゴダ付近に、警察のトラック十数台と放水車4台が配備された。中央銀行や中国大使館の前にはデモ隊が集まっている。

集まった数百人のデモ隊は、不服従運動への参加を呼び掛けるプラカードを静かに掲げており、付近には装甲車1台と兵士を乗せたトラック6台が配備されている。

<刑法の修正発表>

国軍は14日、抗議デモに対処するため、刑法の修正を発表。政府や軍に対する憎悪を煽り立てたり、国家の安定維持を目的とした治安部隊の活動を妨害した場合は、禁錮20年の刑が科される。

治安部隊の任務遂行を妨害した場合は禁錮7年、不安をあおったり、偽情報を流した場合、また公務員を扇動した場合は禁錮3年の刑が科される。

非政府組織「国際危機グループ」のアナリストで、ミャンマーを拠点にしているリチャード・ホーシー氏は、多くの政府機関で事実上、業務がストップしていると指摘。

「重要な活動に影響が出る恐れがある。軍部は代わりのエンジニアや医師を集めることはできるが、送電施設や中央銀行に必要な人材を集めることはできない」と述べた。

ミャンマーの監視団体、政治犯支援協会(AAPP)によると、クーデター以降に拘束された人は少なくとも400人に上っている。

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