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国連人権高等弁務官、ミャンマー情勢悪化を警告 外交努力訴え

 6月11日 国連人権高等弁務官のミシェル・バチェレ氏(写真)はミャンマーで暴力が激化していると指摘し、軍による重火器の使用を非難した。写真は2020年12、スイスのジュネーブで撮影(2021年 ロイター/Denis Balibouse)

[11日 ロイター] - 国連人権高等弁務官のミシェル・バチェレ氏は11日、ミャンマーで暴力が激化していると指摘し、軍による重火器の使用を非難した。その上で、より広範な外交努力の重要性を訴えた。

バチェレ氏は、軍事政権は4月に東南アジア諸国連合(ASEAN)と合意した5つのコンセンサスを実行に移す意思を示していないと指摘。

カヤ州では民間人が人間の盾にされ、軍が家や教会を砲撃しているという信憑性の高い報告があるとし、10万8000人以上が避難を迫られ人道支援も届いていないと訴えた。

「ASEANとの暴力停止の公約実現に向けた努力は見られず、主要地域ではむしろ部隊の増強が行われている」という。

バチェレ氏は、有力国を含めた外交の強化を促し、軍政反対派による影の政府を含む全ての利害関係者との対話が急務と強調した。

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