January 30, 2018 / 1:44 AM / 21 days ago

NAFTA再交渉、米国が自動車巡るカナダ提案拒否 協議は継続へ

[モントリオール 29日 ロイター] - カナダのモントリオールで開かれていた米国、カナダ、メキシコによる北米自由貿易協定(NAFTA)再交渉の第6回会合は29日、米国が進展の遅さに懸念を示しながらも協議継続を確約し閉幕した。カナダとメキシコは進展があったとし、「近く」合意が得られると楽観的な見方を示している。

トランプ米大統領は1994年締結のNAFTAについて、国外に流出した雇用を米国に取り戻せるように再交渉できなければ離脱するとの姿勢を繰り返し表明している。

米通商代表部(USTR)のライトハイザー代表は会合終了後、トランプ大統領のNAFTAに対する見方は変わっていないとし、米国が優先する事項を巡る協議の進展は遅過ぎると指摘。ただ「主要な論点についてようやく協議が開始され、今回の会合では前進が見られた」との認識を示した。

メキシコのグアハルド経済相は「次回会合でも乗り越える必要がある大きな課題があるものの、これまでに得られた進展を踏まえると、われわれは妥結に向け正しい軌道に乗っている」と述べ、メキシコ市で2月26日に始まる次回会合に期待を示した。

ただ当局者の間では、当初メキシコ大統領選挙に影響が出ないよう3月末までに交渉を終結させるとしていた期日は大幅に超えるとの見方が大勢になっている。

今会合に先立ち、米国がNAFTA離脱を用意しているとの見方も浮上したが、カナダが自動車部品などの項目で妥協案を示したことからムードは好転。

カナダ案は自動車部品の域内調達比率引き上げを求めた米国に妥協する内容だったが、ライトハイザー代表はこれを批判。同案では自動車業界の域内雇用は減少し、中国製の部品が増えるとの見解を示した。

またライトハイザー氏は、投資家と加盟国間の紛争解決手段を巡るカナダ側の提案も否定。カナダがこのところ、世界貿易機関(WTO)を通じ米貿易慣行に異議を唱えていることについて、「すべての米国内法に対する大規模攻撃だ」と主張した。

カナダのフリーランド外相は記者団に対し、「交渉プロセスは常にドラマティックだ」とコメント。

またカナダ政府筋は、ライトハイザー氏がNAFTA撤退を深く考えているわけではないとの見方を示し、米側は非公式な場面では前回会合より前向きだったと語った。

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