[東京 8日 ロイター] - ネスレ日本(神戸市)は8日、「キットカット」「スティックコーヒー」など一部の飲料・菓子・調味料製品を2023年3月納品分から値上げすると発表した。キットカットミニなど菓子製品の一部は容量を減らす。その商品名から受験生の験担ぎとなっている「キットカット」については、本格的に価格改定するのは今回が初めてになるという。
希望小売価格(税込み)の値上げ幅は飲料で約10─25%、菓子で約9─13%、調味料で約7─10%。原料価格の高止まりや円安の影響が続き、コスト削減など企業努力で吸収することが困難な状況になったと説明している。
ネスレ日本の広報担当者によると、キットカット製品はこれまで容量の変更やコンビニ向けの一部で値上げしたことはあるが、本格的な価格改定を実施したことはない。
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