December 24, 2019 / 7:02 AM / a month ago

テレビ視聴トレンドに変化、ネットフリックスなどの配信台頭で

[23日 ロイター] - それほど遠くない過去には、テレビ番組は1時間や1時間半といった1回ごとの放送時間が決まっていて次の回を見るのに視聴者は1週間待たなければならかなった。

米テレビ配信サービスを利用する視聴者の大半はコンテンツを一度に平均4時間視聴するなど、テレビ視聴トレンドが変化している。写真はネットフリックスのロゴ、2014年撮影(2019年 ロイター/Mike Blake)

しかし現在では、会計事務所デロイトによると、メディアや情報技術(IT)企業がこれを覆し、米テレビ配信サービスを利用する視聴者の大半はコンテンツを一度に平均4時間視聴するという。

こうした変化を把握するには、ネットフリックスの状況をみればいい。

この10年の初めには、シリーズ物の番組を一気に見るには、VHSビデオやDVDボックスセットが必要だった。

人気バラエティ番組「サタデー・ナイト・ライブ」を日曜日に見るのが普通になり、視聴者は放送スケジュールを意識しなくなり始めた。

2010年11月には、2008年に広告付き動画配信サービスとして始動したHulu(フールー)が、特定の番組の全シーズンを含むサブスクリプションサービスを開始。

テレビ放送の視聴者離れがみられ始めたのと同時期にネットフリックスはオリジナルのコンテンツに投資し始めた。

同社は2011年に初のオリジナル作品となる政治スリラー「ハウス・オブ・カード」に関する契約を締結し、2013年2月1日に最初のシーズンの全13話を公開。同年7月には「オレンジ・イズ・ニュー・ブラック」の最初のシーズン作品すべてを配信した。

視聴者は夢中になり、こうした文化的変化は加速。シリーズ物の番組を一気に見ることを意味する「ビンジ・ウォッチ」という言葉は、オックスフォード辞典の「今年の言葉」で2013年に「セルフィー(自撮り写真)」に次ぐ2位だった。

ネットフリックスのテッド・サランドス最高コンテンツ責任者(CCO)は「われわれのデータによると、視聴者の大半は番組の全シーズンを自分のペースで視聴することを望んでいる」と当時語っている。

しかし、このトレンドは再び逆行し始める可能性がある。

AT&Tが近く開始するHBOマックス動画配信サービスは、オリジナル番組の配信を週1話ずつにする見通し。ウォルト・ディズニーのディズニープラスも、スター・ウォーズ関連作品の「マンダロリアン」など新シリーズ作品を週1話ずつ配信している。

メディア企業は昔のように、配信スケジュールを長くすることで視聴者の間で話題となり、共通の体験がより多くもたらされることを期待している。

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