[アムステルダム 8日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーであるオランダ中銀のクノット総裁は8日、ECBが来年1月に利上げのタイミングに関する討議を開始する必要があるとの見方を示したうえで、結論は未知数と述べた。
クノット総裁は、現在の過去最低水準の政策金利を来年夏にかけて維持するという現行のガイダンスについて「われわれは言葉の選択に非常に満足している」と述べた。その上で「しかし、それは予想を反映したものだ。統計学者なら知っている通り、予想は結果の集まりの中央値であり、他の結果が中央値の左右に存在する可能性は常にある」とし、利上げがガイダンスの想定よりも早め、または後ずれする可能性もあるとの認識を示した。