[アムステルダム 30日 ロイター] - オランダのルッテ首相は30日、フランスのマクロン大統領との会談後、米インフレ抑制法の「予期せぬ結果」に対応する欧州連合(EU)の方法について、両国が足並みを揃えていると述べた。
ルッテ首相は、米国の保護主義的な政策によって打撃を受ける可能性がある産業を支援するために、EUが新たな資金を必要とするかという議論について「われわれはまず、EUですでに利用可能な資金について検討することで合意した」と指摘。「また、米国側の予期せぬ結果の解消に向け、メキシコやカナダと同じように扱われるようにEUに何ができるのかを確認する必要がある」とした。
環境保全技術など対象産業に対する国家補助規制について、EUが「域内市場を支援する方法で」緩和することも理に適っているとした。
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