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ゴッホの「ひまわり」、母国オランダの美術館から門外不出に

 1月24日、オランダのアムステルダムにあるゴッホ美術館は、同国の画家ゴッホの傑作のひとつ「ひまわり」について、今後同美術館のみで展示することを決めた。海外の美術館などに貸し出した場合、気温などの変化が作品に影響を及ぼす可能性があるという。(2019年 ロイター/Piroschka van de Wouw)

[アムステルダム 24日 ロイター] - オランダのアムステルダムにあるゴッホ美術館は、同国の画家ゴッホの傑作のひとつ「ひまわり」について、今後同美術館のみで展示することを決めた。海外の美術館などに貸し出した場合、気温などの変化が作品に影響を及ぼす可能性があるという。

ゴッホが1889年に南仏で描いた「ひまわり」は、このほど6週間にわたる調査・修復作業を終えた。

誕生から130年を経ているこの作品は、下地と描画層は安定しているものの、わずかな振動や湿度・気温の変化の影響を受けやすいという。そのため、できるだけ動かさず、安定した環境で展示することが重要だと美術館は判断した。

今回の調査では、キャンバスに使った麻素材など、ゴッホが作品で使用した画材の詳細も判明。また、ゴッホが1889年1月にこの作品を描くに当たり、前年夏に製作した別の「ひまわり」(ロンドンのナショナルギャラリー所蔵)をベースにしたとの確信が一層強まったという。

修復を終えた「ひまわり」は2月22日から、いままでよりも照明を抑えた状態で再び展示される。

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