[ニューヨーク 4日 ロイター] - 米ニューヨーク市で2016年に報告された総犯罪件数が10万1606件と前年より4%減少した。警察当局が4日、報告書を発表した。ほぼすべての種類の犯罪が減少し、ジェームズ・オニール市警本部長は、「2016年はニューヨーク史上、最も安全な年だった」と声明で述べた。
殺人件数は335件と、前年の352件から5%減少した。1963年の統計開始以来、ニューヨークでの過去最低は2014年の328件。
発砲は12%、強姦は1%、強盗は9%、押し込み強盗は12%それぞれ減少したが、重罪とされる暴行は2%増加し、重窃盗罪は横ばいだった。
一方、シカゴではニューヨークの約2倍となる762件の殺人事件が発生するなど、主要都市では殺人事件の急増がみられた。
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」