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NY市長選の民主党予備選挙、再集計でアダムス候補のリード縮小

 米ニューヨーク市長選の民主党予備選挙は6月30日、再集計の結果が公表され、元警察官でブルックリン区長のエリック・アダムス候補(写真中央)のリードが大幅に縮まった。22日、ニューヨーク市で撮影(2021年 ロイター/Andrew Kelly)

[30日 ロイター] - 米ニューヨーク市長選の民主党予備選挙は30日、再集計の結果が公表され、元警察官でブルックリン区長のエリック・アダムス候補のリードが大幅に縮まった。同市選挙管理委員会は前日、不正確な投票総数を一時ウェブサイト上に掲載、その後ミスを認め撤回する不手際があった。

再集計では、前市衛生局長のキャサリン・ガルシア候補が僅差で2位。人権問題を専門とする弁護士マヤ・ワイリー候補が3位となった。

集計には12万5000票とされる不在者投票が含まれておらず、最終的な結果は依然として不透明だ。全ての票の集計が終わるのは7月中旬以降とみられる。

アダムス候補は8日前の選挙当日には、直接投票した有権者の「第1選択」票を集計した暫定結果では、他候補をかなりリードしていた。

ただ今回の選挙では、候補者に順位を付けて最大5人まで選ぶ新たな投票方式が導入されている。この方式では、1回目の集計で「第1選択」票の過半数を獲得した候補者が当選する。過半数を獲得した候補者がいない場合、得票数の最も少ない候補者が集計対象から除外される。2回目の集計では、除外された候補者を「第1選択」としていた有権者の票は、その有権者の「第2選択」候補に割り振られる。この手続きをい繰り返し、最終的に過半数を獲得した候補者が当選となる仕組みだ。

8回目の「候補者除外」後の集計結果では、アダムス候補が得票率41%、ガルシア候補が30%弱で、ワイリー候補が400票弱の差で続いた。ワイリー候補の得票数が再配分された最終集計によると、得票率はアダムス候補が51%、ガルシア候補が49%となった。

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