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NZ中銀、利上げ幅縮小の可能性 サイクロン被害の影響見極め

 ニュージーランド(NZ)準備銀行(中央銀行)は、過去3週間の悪天候の景気への影響を踏まえ、当初予想されていたよりも小幅な利上げを行うとの観測が市場で高まっている。ネーピアで2月14日撮影。ニュージーランド軍提供(2023年 ロイター)

[ウェリントン 20日 ロイター] - ニュージーランド(NZ)準備銀行(中央銀行)は、過去3週間の悪天候の景気への影響を踏まえ、当初予想されていたよりも小幅な利上げを行うとの観測が市場で高まっている。

ニュージーランドでは1月27日に最大都市オークランドで鉄砲水が発生した。2月12─15日にはサイクロンによりオークランドを含む北島で洪水や土砂崩れ、高波などが発生した。

オーストラリア・アンド・ニュージーランド銀行(ANZ)のチーフエコノミスト、シャロン・ゾルナー氏は「被害の大きさが次第に明らかになるにつれ、中銀が昨年11月に示唆した75ベーシスポイント(bp)の引き上げに踏み切る可能性はほぼないとの見方が市場ではほぼ確実となっている」と述べ、「次回は(利上げを)一時休止するか、25bpの引き上げにとどまる可能性がある」との見方を示した。

ロイターが13─16日行った調査では、エコノミスト25人中20人が22日の会合で50bpの利上げを予想している。金利ピーク水準の予想中央値は5.25%となっている。

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