[25日 ロイター] - 米産金大手ニューモントは25日、インフレ圧力が2023年まで続くとの見通しを示し、年間コスト予想を引き上げた。同日発表した第2・四半期決算は、利益市場予想を下回った。これを受けて株価は12%下落した。
採掘作業に使用するシアン化物や火薬などの原材料価格が今年下期に約20─30%上昇し、労働市場の逼迫が2023年まで続くと見込んでいる。
人件費やエネルギー関連コスト高を背景に、総費用を反映する業界指標の全維持コスト(AISC)の年間予測を従来の1オンス当たり1050ドルから同1150ドルに引き上げた。
第2・四半期の金生産量は前年同期比約3.4%増の150万オンスだった。調整後の1株当たり利益は0.46ドルで、金融情報会社リフィニティブがまとめたアナリスト予想の0.63ドルを下回った。
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