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NZ、物価リスクで急激な引き締めも=中銀金融安定報告

ニュージーランド(NZ)準備銀行(中央銀行)は3日に公表した金融安定報告で、新型コロナウイルス感染拡大にもかかわらず、ニュージーランドの金融システムは強靭さを保っているとの認識を示した。2019年4月撮影(2021年 ロイター/Charlotte Greenfield)

[ウェリントン 3日 ロイター] - ニュージーランド(NZ)準備銀行(中央銀行)は3日に公表した金融安定報告で、世界的なインフレリスクの高まりが金利の上昇や資産価値の低下につながる可能性があると警告した。

新型コロナウイルスの感染拡大にもかかわらず、ニュージーランドの金融システムは強靭さを保っているとの認識も示した。

その上で、インフレ圧力が根強く、インフレ期待が上向けば、成長率の低下と相まって、金融状況の急激な引き締めにつながる可能性があると警告。

報告書は「世界的なインフレのリスクが高まる中、すでに引き伸ばされた資産価格は、世界的な金利上昇による逆風にさらされている」と指摘した。

先月発表された第3・四半期のNZ消費者物価指数(CPI)は前期比2.2%上昇し、約11年ぶりの高い伸びとなった。一方、3日発表された第3・四半期の失業率は過去最低水準に改善。11月24日の次回会合で中銀が追加利上げを実施するとの観測が高まっている。

NZ中銀は先月、7年ぶりとなる利上げに踏み切り、今後一段の引き締めを図る可能性を示唆した。

オア総裁は3日の記者会見で、労働市場などのデータは「非常に変動が激しい」ものの、基本的なトレンドは明確だと指摘。「新型コロナに伴う経済ショックは、需要だけでなく供給面にも大きな影響を与えてきた。全ての資源に対する強い需要が見られる中、その需要を満たす能力が試されている」と述べた。

NZ中銀はまた、住宅価格が持続可能な水準を超えており、調整の可能性が高まっているとの認識を示した。

オア総裁は、住宅用の土地などの供給不足が住宅価格の主な変動要因だと指摘した。

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