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NZ中銀、刺激策は依然必要 新型コロナに不透明感=総裁補

 5月31日、ニュージーランド(NZ)準備銀行(中央銀行)のホークスビー総裁補は31日、金融刺激策の解除が早過ぎるよりも、引き延ばし過ぎるほうが望ましいとの見解を示した。写真はNZ中銀。ウェリントンで2016年3月撮影(2021年 ロイター/Rebecca Howard)

[ウェリントン 31日 ロイター] - ニュージーランド(NZ)準備銀行(中央銀行)のホークスビー総裁補は31日、金融刺激策の解除が早過ぎるよりも、引き延ばし過ぎるほうが望ましいとの見解を示した。

ホークスビー氏はインタビューで新型コロナウイルスの影響はまだ終わっておらず、2月時点で必要とされたのと同程度の金融刺激がまだ必要と指摘した。

「刺激策をかなりの期間実施し、辛抱強さを保ち、刺激策の早過ぎる解除よりは引き伸ばし過ぎるほうが良いというメッセージは全てそのままだ」と語った。

中銀は先週、政策金利を据え置いたが、早ければ来年9月にも利上げすることを示唆した。

ホークスビー氏は中銀が発表した政策金利の見通しについて、来年末に景気刺激策を解除するために必要ないくつかの条件を満たすことが前提になると述べた。

ホークスビー氏はまた、中銀が政策金利であるオフィシャルキャッシュレート(OCR)の予測を、市場が注目する主要な政策シグナルとして再導入するには適切な時期であるとの認識を示した。

市場が金融引き締めを織り込んでいく際に中銀のバイアスを先取りする傾向があることから、OCR予測の発表にリスクがあることは認識していたとした。また「これらが条件付きの予測であることを市場が認識するのには時間がかかることも承知していた」と付け加えた。

パンデミック(世界的な大流行)からの国内経済の回復が予想以上に早かったことや、世界的にコロナワクチンが普及したことなどを受け、中銀は楽観的な見通しを示した。これを受けて、ニュージーランドドルは上昇した。

一方、オーストラリアやアジア諸国でコロナ感染が再拡大していることについてホークスビー氏は、依然として不確実性が残っていることをあらためて示したと指摘。「このところの感染状況は先行きに光明が見えていることを示しているが、そこに到達するまでの道のりにはまだ多くの不確実性がある。到達が早くなる可能性もあれば、遅くなる可能性もある」と述べた。

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