[ウェリントン 13日 ロイター] - ニュージーランド準備銀行(中央銀行)のホークスビー総裁補は13日、ロイターとのインタビューに応じ、金融政策のバイアスは現時点で「本当に中立的」だが、新型肺炎の経済的な影響が広がれば現在の姿勢を見直す用意があると述べた。
中銀は前日、予想通り政策金利を据え置いたが、経済の先行きに自信を示し、必要なら追加緩和するとの文言を声明から削除した。これを受け、NZドルが急伸した。
総裁補は、昨年の利下げの効果が出ていると指摘。新型肺炎を巡る短期的なリスクもあり、雇用・物価目標を達成するため低金利を維持すると表明した。
総裁補は「自分なら、我々のバイアスは本当に中立だと表現する。ただ状況を踏まえて、この立場を見直す用意も大いにある」と述べた。
※原文記事など関連情報は画面右側にある「関連コンテンツ」メニューからご覧ください
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」