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アーダーンNZ首相、総選挙控え最後の支持訴え 「強い信任を」

[ウェリントン 16日 ロイター] - ニュージーランド(NZ)のアーダーン首相は16日、総選挙の投票日を翌日に控え、新型コロナウイルス禍からの回復加速を約束し、国民に最後の支持を訴えた。

 10月16日、ニュージーランド(NZ)のアーダーン首相(写真)は、総選挙の投票日を翌日に控え、新型コロナウイルス禍からの回復加速を約束し、国民に最後の支持を訴えた。写真は9月オークランドでの代表撮影(2020年/ロイター)

新型コロナ対応での実績を掲げて選挙戦を戦ってきたアーダーン氏は、ラジオ・ニュージーランドのインタビューで「スピードを求めるなら、われわれに強い信任を与えてほしい」と訴えた。

また、気候変動問題などへの取り組みを持続的なものにするには1期3年では不十分だとし、再選への支持を求めた。

世論調査によると、アーダーン氏率いる中道左派の与党・労働党は、中道右派の最大野党・国民党を支持率で2桁リードしている。

ただ、ニュージーランドが採用している「小選挙区比例代表併用制(MMP)」では結果が僅差になることも多く、連立政権につながりやすい。最近の世論調査では、労働党の政権樹立には緑の党の協力が必要になる可能性も示唆されている。

労働党が過半数を獲得すれば、MMPに移行した1996年以来の単独政権となる。

アーダーン氏は15日に行われた国民党のコリンズ党首との最後のテレビ討論会で、選挙で敗北すれば政界を引退すると表明した。コリンズ氏は、約14%の浮動票の獲得を目指すと述べた。

ニュージーランド国内では通常の経済活動が再開されているものの、国境は依然閉鎖されたままで、主要産業の観光部門は大きな打撃を受けている。

アーダーン氏は高所得者への増税を公約し、コリンズ氏は一時的な減税を約束しているが、これを除けば両者の政策に大きな違いは見られない。

政治サイト「デモクラシー・プロジェクト」のアナリスト、ジェフリー・ミラー氏は「政策面の違いが比較的少ないため、どの党、どの指導者が『仕事を成し遂げる』かという、能力の問題が主な争点になっている」と指摘した。

投票は現地時間17日午後7時(日本時間午後3時)に締め切られ、同日中に暫定結果が判明する可能性が高い。

今回の選挙では、嗜好用大麻の合法化と安楽死の是非についてもそれぞれ国民投票を行う。嗜好用大麻が合法化されれば、ウルグアイとカナダに次いで世界で3カ国目となる。

*内容を追加しました。

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