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来週のドルは引き続き下方リスク、中国問題の再燃警戒
January 8, 2016 / 8:12 AM / 2 years ago

来週のドルは引き続き下方リスク、中国問題の再燃警戒

[東京 8日 ロイター] - 来週の外為市場で、ドルは引き続き下方リスクが警戒される。人民元をめぐる混乱や原油安、中東不安などが再び持ち上がれば、円買い圧力が強まるおそれがある。逆に中国懸念が後退し、グローバル株式市場が堅調に推移すればドルは119円台に乗せる可能性もある。

 1月8日、来週の外為市場で、ドルは引き続き下方リスクが警戒される。写真はソウルで2010年10年撮影(2016年 ロイター/Truth Leem)

予想レンジはドル/円が116.50―119.50、ユーロ/ドルが1.0750―1.1050ドル。

今週は上海株式市場の急落、人民元基準値の元安方向設定、中東不安、原油安、北朝鮮の核実験報道など、市場のリスク回避姿勢を強める材料が相次いだ。昨年末120円台にあったドルは一時117円前半まで下落した。

8日は人民元の基準値が元高方向に設定され安心感が広がったものの、中国問題やその他の不安要素が再燃すればリスク回避の円買いが強まる可能性がある。「ドルは117円を割り込めば、昨年8月24日の安値116.15円を目指す展開もありえる」(国内金融機関)とみられている。

今晩発表の12月米雇用統計で強い数字が出ても「リスク回避ムードが一変するほどのインパクトは期待できない」(国内金融機関)という。

売られ過ぎの反動や中国懸念の後退などで世界の株式市場が反発すれば、ドルが119円台にしっかり乗せてくるイメージもあるという。ただ、1週間で回復できるリスク許容度には限界があるうえ、120円が近づけば戻り売りなども出やすく「120円台を一気に回復するのは難しい」(同)との指摘もあった。

米国では雇用統計の後、15日に12月小売売上高などの指標が発表される。14日には英中銀の金融政策委員会が開催予定。

国内では12日に11月国際収支、14日に11月機械受注が発表となる。

<ユーロ/ドルは買い戻しか>

今週前半はユーロ売り/ドル買いが目立ち1.07ドル台に突入したが、週後半にかけて1.0940ドルまで回復した。

市場では「ユーロショートが積み上がっていることや、今回の金融市場の混乱で米国の利上げペースが緩やかになるとの見方が出てきていることなどから、ユーロは多少の買い戻しが入ってもおかしくはない」(外為アナリスト)として、1.10ドル台に乗せる可能性も指摘されている。

ただ、昨年12月の戻り高値1.1060ドルが抵抗線として意識され、その水準を超えていくのは難しいという。

為替マーケットチーム

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