for-phone-onlyfor-tablet-portrait-upfor-tablet-landscape-upfor-desktop-upfor-wide-desktop-up

ニカラグア大統領選、左派オルテガ氏が4期連続当選へ

[サンホセ 7日 ロイター] - 中米のニカラグアで7日、任期満了に伴う大統領選挙が実施された。現職のオルテガ氏(75)は、反体制派を拘束するなどして有力候補を選挙から排除しており、同氏の4期連続当選が確実となった。

ニカラグアで7日、任期満了に伴う大統領選挙が実施され、現職のオルテガ氏(75)の4期連続当選が確実となった。写真は、テレビで放映された同氏。2021年10月27日に撮影。(2021年 ロイター/Maynor Valenzuela)

現地時間午後6時に投票は締め切られた。首都マナグアでは朝方、一部の投票所で有権者の列ができるところもあったが、投票率は予想通り歴史的低水準となった。

オルテガ氏は右派のソモサ独裁政権を打倒した1970年代後半の革命の指導者。1980年代に大統領を務めたが、90年には選挙に敗れて大統領からいったん退いた。その後、2007年に大統領に返り咲いた。17年からは妻のムリジョ副大統領(70)と共に統治している。

ニカラグアの国家警察は5月以降、立候補を予定していた対立候補やジャーナリストなど反体制派を相次ぎ拘束。オルテガ氏の対抗馬は、与党サンディニスタ民族解放戦線寄りの政党の無名候補者5人だけとなった。

オルテガ氏は7日国営テレビで、選挙は多くのニカラグア国民によりもたらされたテロに対する勝利だと強調した。

一方、バイデン米大統領は選挙結果を前に声明を発表し、オルテガ氏とムリジョ氏はソモサ一族と何ら変わりないと批判。選挙は自由でも公平でもなく、民主的ですらないパントマイムだと糾弾した。

多くのニカラグア人が亡命しているコスタリカでは、約2000人の反オルテガ派が首都サンホセでデモ行進した。参加者の一人は、ニカラグアはキューバやベネズエラのような独裁国家になってしまったと語った。

国際人権団体「ヒューマン・ライツ・ウォッチ」の米州部門幹部はツイッターへの投稿で、今回の選挙を「茶番劇」と批判。オルテガ氏が抑圧や検閲で支配力を強めることへの懸念を示し、政治犯の釈放を求め、ニカラグアに民主主義を取り戻すため国際的な圧力を強めることが重要だと強調した。

ニカラグアでは18年に歳出削減に抗議する平和的なデモが起きたが、治安部隊とデモ参加者が衝突し、数カ月で約300人が死亡した。

与党は昨年、経済や社会秩序に害を及ぼすとオルテガ氏が判断した言論を禁止する法律を制定した。

海外のジャーナリストはここ数カ月、入国を禁止されている。欧州連合(EU)や米州など国際選挙監視団も不在の中で選挙は実施された。

for-phone-onlyfor-tablet-portrait-upfor-tablet-landscape-upfor-desktop-upfor-wide-desktop-up