[パリ 10日 ロイター] - ニカラグアのオルテガ大統領は10日、今月24日からニューヨークの国連本部で開催される国連年次総会の際にトランプ米大統領と会談する用意があると述べた。ただ、米国による軍事介入には懸念を表明した。
ニカラグアでは4月以降、福祉手当の減額計画などに抗議する反政府デモが発生。これまでに警察などによる弾圧で300人以上が死亡、2000人が負傷している。
米国は5日、ニカラグア情勢は地域の安定にとって脅威で、政府による抑圧がベネズエラやシリアのような大規模な国民の流出を招く恐れがあると警告した。
オルテガ大統領は、フランス24TVとのインタビューで、(会談の設定が)可能なら応じる用意があると述べ、「米国のような大国と対話するという発想は必要。国連総会はその機会になるかもしれない。自分は行きたいと思っている」と語った。
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