[アブジャ 24日 ロイター] - ナイジェリア統計局が24日発表した第1・四半期の国内総生産(GDP)は前年比2.3%増だった。政府の紙幣刷新を受け取引や支払いに混乱が生じた。
同国経済は2020年に新型コロナウイルス禍で深刻な景気後退(リセッション)に陥った後、10四半期連続で成長している。
統計局は「成長鈍化は第1・四半期に発生した現金不足の悪影響に起因する」と説明した。
新紙幣は流動性管理とインフレ抑制、キャッシュレス経済への移行を目指して導入された。しかし、現金支払いが主流のため支払いに混乱が生じ、完全入れ替えは年末に延期された。
第1・四半期の成長はサービス部門の4.4%増に押し上げられた。歳入の約3分の2を占める原油部門は4.2%のマイナス成長となった。
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