August 5, 2019 / 3:57 AM / in 20 days

焦点:日経平均が500円安、円高と米中摩擦嫌気 調整長期化も

 8月5日、5日の東京株式市場は、連日の米国株安に加えて、外為市場でドル安/円高が急速に進んだことを嫌気し、日経平均株価は前週末に比べて500円の大幅続落となった。写真は都内にある証券会社の株価ボード前で2014年1月撮影(2019年 ロイター/Issei Kato)

[東京 5日 ロイター] - 5日の東京株式市場は、連日の米国株安に加えて、外為市場でドル安/円高が急速に進んだことを嫌気し、日経平均株価は前週末に比べて500円の大幅続落となった。なおも下げ止まる気配を感じさせておらず、市場では調整が長引くとの見方も出ている。

前引けの日経平均株価は前週末比496円29銭安の2万0590円87銭の安値引け。前場の外為市場でドル/円は、1月3日以来となる105円後半までドル安/円高が進んだ。

日経平均は後場に入り、500円を超す下げとなっている。

市場では「同じドル安/円高でも、米国の利下げ観測によるものなら米国株の支えとなるので警戒感はそれほど強くならないが、米中貿易摩擦を懸念したドル安/円高は好ましくない。日本株には逆風になりやすい」(国内証券)といった声が出ているほか、「来週は旧盆休みで、リスク回避からトレーダーのポジションを閉じる動きが活発化しそう。商いが薄くなると想定され、環境、需給両面で目先は厳しい状態となりそうだ」(SBI証券・投資調査部長の鈴木英之氏)との指摘もある。

日経平均のチャートは、2万1000円台前半のもちあいから下放れ、テクニカル面では調整が長引くと懸念するムードが高くなってきた。当面の下値メドは6月4日の安値2万0289円64銭が意識されるものの、今後の為替動向次第では「2万円の攻防も意識されるようになる」(別の国内証券)という。

一部には「東証1部の新安値銘柄が突っ込み警戒感を示唆する300銘柄を超え、短期的はいったん下げ止まる可能性もある。米国株式市場も主要指標が5日続落で、テクニカル的に下げ止まりが見込める段階にきた」(大和証券・チーフテクニカルアナリストの木野内栄治氏)と短期的には反転を読む声も出ている。

ただ、本格的な反転には時間を要するとの見方が支配的で「円高がいつ止まるか、そして米中関係について、次にトランプ大統領がどう発言するか、などを市場は待つ格好となるのではないか」(鈴木氏)といった指摘もある。

木野内氏は「経験則では、制裁に関して実際に発動した時点でマーケットはアク抜けする。今回は9月1日がそれにあたるが、それまで警戒感を引きずる可能性がありそうだ」とコメントしていた。

水野文也 編集:石田仁志

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