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情報BOX:日経平均3万円回復、1990年との経済・市場データ比較

 2月15日、日経平均株価が3万円の大台に乗せた。1990年8月3日以来となる大台回復だが、30年前とは経済や金融市場の状況は大きく異なる。写真は東京証券取引所で2018年10月撮影(2021年 ロイター/Issei Kato)

[東京 15日 ロイター] - 日経平均株価が3万円の大台に乗せた。1990年8月3日以来となる大台回復だが、30年前とは経済や金融市場の状況は大きく異なる。

ドル/円は1ドル149円から104円に大幅な円高が進んだが、長期金利は7.31%から0.075%に大きく低下。市中にあるマネーの総量であるマネーストック(M2)が488兆円から1141兆円と大きく増加するなど、世界的な金融緩和と低金利による流動性が現在の株高の原動力となっている。

ただ、経済状況は依然厳しい。名目GDP(国内総生産)は30年間で17%の増加。人口はわずかな増加にとどまる一方、高齢化比率は12.1%から28.4%に上昇している。インフレ率は依然マイナスで、デフレ懸念も払しょくされていない。

東証1部時価総額は、30年前はほぼ名目GDPとほぼ同じだったが、いまは1.3倍にまで膨張。いわゆる「バフェット指数」でみれば割高な水準だ。

「今の日本の株高は世界の株高に引っ張られたものだ。30年前は、日本はライジングサンと呼ばれ、米国に迫る勢いがあった。世界の時価総額の上位に日本企業の名前が並んだが、今や見る影もない。世界の株価の上昇にともない、ウエートリバランスで買われているだけだ」と、ケイ・アセット代表の平野憲一氏は指摘する。

30年前の水準にようやく戻った日経平均だが、米ダウはその間10倍以上に上昇している。

伊賀大記

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