March 10, 2020 / 3:14 AM / 24 days ago

日経平均、売り一巡後に買い戻し:識者はこうみる

10日の東京株式市場で日経平均は前営業日比293円19銭安の1万9405円57銭で午前の取り引きを終えた。海外株安の流れを引き継ぎ、朝方から幅広い銘柄で売りが先行したが、一巡後は前日終値近辺まで急速に引き戻した。写真は東京の証券会社前。2019年8月撮影(2020年 ロイター/Issei Kato)

[東京 10日 ロイター] - 10日の東京株式市場で日経平均は前営業日比293円19銭安の1万9405円57銭で午前の取り引きを終えた。海外株安の流れを引き継ぎ、朝方から幅広い銘柄で売りが先行したが、一巡後は前日終値近辺まで急速に引き戻した。

<キャピタル・パートナーズ証券 チーフマーケットアナリスト 倉持宏朗氏>

売りが一巡した後は急速に引き戻したが、外為市場でドル/円が103円半ばまで円安に振れ円高に一服感が生じたほか、朝方は材料として無視される格好となっていたトランプ米大統領の発言が徐々に好感されたものと考えられる。

トランプ米大領領は、景気刺激策がかなりの規模になると強調したが、これを受けて時間外取引で米株先物が切り返しに転じている。そのまま今晩の米国株式が急反発すると想定すれば、売り方にしてみれば、ここでショートポジションを積むのは危険極まりないため、ショートカバーが活発化したようだ。

短時間で日経平均が700─800円も大きく上下に振れ、一般の投資家にとっては近づきにくい印象が強いが、当面はこうしたボラタイルな動きが続くとみられる。

<東海東京調査センター チーフグローバルストラテジスト 平川昇二氏>

米国株は金融危機以来の大幅株安となったが、FANG系はアウトパフォームしており、景気後退入りと相場のピークアウト後に必ず来るリターンリバーサルが起きていない。リセッションではなく、2012年、16年に起きたミニリセッションと同等なものとの解釈が正しいと考えられる。

現在がミニリセッション局面とするならば、日経平均の下値メドは12年のバリュエーションボトムのPBR(株価純資産倍率)0.87倍(1万8234円)水準が妥当だろう。テクニカル的にも16年安値から18年高値までの上昇のフィボナッチリトレースメント61.8%戻し(1万8525円)ともほぼ同水準となる。

今後、一段と下げるリスクはあるものの、現在の水準からみて下値余地と上値余地のどちらが大きいか考えると、上値余地の方が大きい。まわりが総弱気の中、極めて投資妙味が高い状況だとみている。

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