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日経平均は大幅反発、一時300円超高:識者はこうみる
2017年11月1日 / 03:47 / 17日後

日経平均は大幅反発、一時300円超高:識者はこうみる

[東京 1日 ロイター] - 前場の東京株式市場で、日経平均株価は前営業日比313円03銭高の2万2324円64銭となり、大幅反発となった。ソニー(6758.T)など前日に発表された国内主要企業の良好な決算を追い風に、大型株に買い注文が集まった。一時344円高となり、年初来高値を更新した。

 11月1日、前場の東京株式市場で、日経平均株価は前営業日比313円03銭高の2万2324円64銭となり、大幅反発となった。写真は東京証券取引所で2015年6月撮影(2017年 ロイター/Thomas Peter)

市場関係者のコメントは以下の通り。

<ニッセイ・アセットマネジメント 株式ストラテジスト 久保功氏>

米国を中心とした世界景気回復への期待感や、円安基調が日本株の上昇を支援している。日米でハイテク企業の好決算が続いており、先高期待を後押ししている面もある。日本では、第4次安倍政権が発足することによる日銀の金融緩和政策の継続への思惑も買い安心感につながっている。

一方、米連邦準備理事会(FRB)議長人事や米税制改革といった不透明要因もくすぶる。税制改革が期待外れだった場合、米株が織り込んできた期待が剥がれる恐れがあるためだ。

年末予想の引き上げを検討しているが、それでもTOPIXで1700円、日経平均で2万1500円程度と、足元の水準よりやや低めになりそうだ。これまでの株価上昇が急ピッチだっただけに、その反動も警戒する必要がある。ISM製造業指数など、直近に強かった米景気指標の反動もあるかもしれない。トレンドを下向きに変えるほどではないとしても、過度な株高期待は修正されるリスクは残る。

ただ、日銀のETF買いの期待は根強く、下押しする場面ではサポートになりそうだ。年間6兆円程度の枠がある中で、株価が連騰していた局面で買っていなかったことから、先行きの買い余力が見込まれており、相場にはプラス要因といえる。

<SMBCフレンド証券 チーフストラテジスト 松野利彦氏>日銀総裁人事を巡り、政府が黒田総裁の続投を軸に検討していると一部で報じられており、これがきょうの株高に効いている。日経平均の予想PER(株価収益率)15倍台はフェアバリューだが、今後オーバーバリューとなる展開も十分想定される。企業業績の上方修正が相次いでいる。来週末に決算発表がピークを迎えるため、国内の企業業績の全容が明らかになる。それまでは堅調な地合いが続きそうだ。

一方、地政学リスクなどリスク要因がなくなった訳ではない。米債務上限問題の再燃も考えられる。金融政策面では、9月のFOMC(米連邦公開市場委員会)でのドット・チャートにおいて、来年3回の利上げの実施が示唆されたが、市場は1.5回程度を想定しておりギャップがある。12月のFOMCのドット・チャートを受け市場がどう反応するかもポイントだ。

ただ足元では世界的に景気は良好で、低インフレの状態が続いている。リスク資産への資金流入はまだ続くだろう。11月中に日経平均はバブル崩壊以降の高値である2万2666円(終値ベース)をクリアするとともに、2万3000円程度までの上昇が期待できる。*体裁を整えて再送します。

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