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来週の日経平均は1万5000円で値固め、材料不足で上値重い
June 6, 2014 / 6:57 AM / 4 years ago

来週の日経平均は1万5000円で値固め、材料不足で上値重い

[東京 6日 ロイター] - 来週の東京株式市場は上値の重い展開となりそうだ。12─13日には日銀の金融政策決定会合、13日にはメジャーSQ(特別清算指数)算出と立て続けにイベントが控えているが、いずれも株価を動かす材料にはなりにくいとみられている。急ピッチで上昇してきたことによる過熱感もあり、日経平均は1万5000円付近で一進一退の値動きとなりそうだ。

 6月6日、来週の東京株式市場は上値の重い展開となりそうだ。日経平均の予想レンジは1万4800円─1万5400円。写真は東京証券取引所で4月撮影(2014年 ロイター/Issei Kato)

日経平均の予想レンジは1万4800円─1万5400円。

過去2週間余りで約1000円上昇した日経平均だが、以前と比べて上昇の勢いはなくなってきている。最近は買い先行で始まっても、その後は上値が重く、取引時間中に上げ幅を縮小する局面が多くみられた。材料不足を指摘する市場関係者は多く、「引き続き同じような値動きになるのではないか」(国内証券)との見方もある。

来週は週後半にイベントが立て続けに控えているが、実際の株価に与える影響は限定的だという。まず、日銀の金融政策決定会合だが、市場では「追加緩和なし」のコンセンサスがほぼ形成されており、予想通り追加緩和が見送られても、概ね無風状態でイベントを通過するとみられている。

また、黒田東彦総裁の会見でも「リスク顕在化ならちゅうちょなく調整を行う」といった、従来と同様のコメントが出るのではとの見方も多く、決定会合や総裁会見をめぐっては「期待も失望もない」(国内証券)という。

一方、13日にはメジャーSQの算出を控えているが、こちらも大きな材料にはなりにくい。みずほ証券・シニアテクニカルアナリストの三浦豊氏は、「日経平均が1万4500─1万5500円といったレンジで推移していれば、オプションがらみの大きな波乱が発生する可能性は小さい」と指摘している。

積極的に上値を買う材料が乏しく、1万5000円水準で値を固める展開が見込まれているが、足元での過熱感も上値を抑える1つの要因になるだろう。騰落レシオは5日時点で120%を超えており、「過熱シグナル」が点灯している。このほか、相場が過熱している時に下落する特徴を持つeワラント証券の「プット・コールレシオ」は、6月に入ってから下落の足を速めている。

目先の上値めどは4月3日高値の1万5164円39銭が意識されているが、市場のボリュームが膨らまない限り、この水準を上抜けるのは厳しいと指摘する声も出ている。4月以降、東証1部の売買代金が活況の目安とされる2兆円を超えたのはわずか7日間にとどまっている。

円安が進めば株価の追い風になるとの見方は多いが、「目先で多少円安になっても、相場の地合いは大きく変わらない。為替の方向感がはっきり表れ、ドル/円の先高観が市場に浸透しなければ株価をけん引するほどにはならないだろう」(アムンディ・ジャパンの高野雅永シニアストラテジスト)と慎重な声もあった。

なお、今年に入り、米雇用統計発表の翌週は日経平均が必ず下落している。特に3月と4月はいずれも週間で約1000円の下げ幅となっている。

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