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太陽系の外縁部に「第9惑星」存在か、地球の10倍の質量

 1月20日、米カリフォルニア工科大の研究チームが、海王星の外側に太陽系9番目の惑星が存在する可能性があると発表した。コンピューターシュミレーションで説明する同大のブラウン教授(2016年 ロイター/Mario Anzuoni)

[ケープカナベラル(米フロリダ州) 20日 ロイター] - 米カリフォルニア工科大の研究チームは20日、海王星の外側に地球の約10倍の質量を持つ太陽系9番目の惑星が存在する可能性があると学術誌で発表した。コンピューターで分析したところ、この惑星は地球と太陽の距離の50倍以上離れた軌道を回っていると考えられるという。

これまでのところ、直接観測はされていない。

米カリフォルニア工科大学の研究者らは20日、質量が地球の10倍の質量の惑星が太陽系に存在する可能性をあると発表した。確認されれば太陽系で9番目の惑星となる。(ナレーションなし)

同大のマイク・ブラウン教授らは、天体が密集する太陽系外縁部の「カイパーベルト」という領域で、既に存在が確認されている他の天体への重力の影響を分析。この結果、新たな惑星が存在するとの予想に至った。

太陽系の第9惑星はもともと冥王星だったが、ブラウン教授らの研究によって、2006年に準惑星に降格となった経緯がある。同教授は「冥王星が惑星でないことに腹を立てる人も、まだ発見されていない惑星があることにスリルを感じるかもしれない」と話した。

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