February 8, 2018 / 8:19 AM / 8 months ago

日産、通期営業利益予想を減額 米の在庫調整と検査不正響く 

[横浜市 8日 ロイター] - 日産自動車は8日、2018年3月期通期の連結営業利益を従来予想から800億円下方修正したと発表した。無資格者による完成検査問題に伴う損失や、米国における販売会社の在庫調整などが響く。米国での不振により、通期の世界販売計画も従来から5万台引き下げた。

 2月8日、日産自動車は、2018年3月期通期の連結純利益予想を前期比6.3%増の7050億円に上方修正した。写真は同社ロゴ。米デトロイトで1月撮影(2018年 ロイター/Jonathan Ernst)

通期の営業利益は前年同期比23.9%減の5650億円となる見通し。従来は同13%減の6450億円を見込んでいた。会社側の修正値は、トムソン・ロイターが集計したアナリスト22人の予測平均値6570億円を下回る。

通期の純利益は6.3%増の7050億円で過去最高の見込み。従来予想は5350億円だったが、米国の税制改革による法人税率引き下げの影響で2076億円押し上げた。通期の連結売上高は同0.7%増の11兆8000億円の予想を据え置いた。

会見した田川丈二常務は、過去最高となる通期純利益予想を「素晴らしい結果というつもりはない」とする一方、今期営業利益予想の下方修正が2度目となり、世界販売計画も引き下げたことを「重く受け止めており、いろんな対策を打っている」と述べた。

田川常務はまた「減益要因の在庫調整のうち半分以上は米国」と説明、「17年モデルイヤーの在庫が過剰に膨らんだ」と語った。米国では「台数・シェア重視の成長に軸足を置き過ぎた」とし、当面は利益重視にシフトする考えを示した。インセンティブ(販売奨励金)は「減らさなければならない」とも話した。

通期の想定為替レートは1ドル111円、1ユーロ130.2円と従来の1ドル108円、1ユーロ118円から円安方向に修正した。

通期の世界販売計画は578万台(従来583万台)に引き下げた。主な地域では、北米が209万台(同214万台)、アジア・その他が236.5万台(同230万台)、欧州が75万台(同79.5万台)、日本が57.5万台(同59.5万台)となっている。

同時に発表した2017年4―12月期連結決算によると、営業利益は前年同期比27.6%減の3642億円だった。売上高は同3.2%増の8兆5279億円、純利益は同39.6%増の5781億円だった。

*内容を追加して再送します。

白木真紀

0 : 0
  • narrow-browser-and-phone
  • medium-browser-and-portrait-tablet
  • landscape-tablet
  • medium-wide-browser
  • wide-browser-and-larger
  • medium-browser-and-landscape-tablet
  • medium-wide-browser-and-larger
  • above-phone
  • portrait-tablet-and-above
  • above-portrait-tablet
  • landscape-tablet-and-above
  • landscape-tablet-and-medium-wide-browser
  • portrait-tablet-and-below
  • landscape-tablet-and-below